2018年4月に発売が開始されましたIPX4防水規格に対応する完全ワイヤレスイヤホン、「WF-SP700N」です。
SONY初の完全ワイヤレスイヤホンとして話題となった「WF-1000X」の第2弾ということもあり、注目されている人も多いのではないでしょうか。
「WF-SP700N」は左右独立型として「世界初」となる、ノイズキャンセリング機能と防滴性能(IPX4)を両立した、ワイヤレスステレオヘッドセットになります。
WF-1000Xのスポーツ特化版といった感じですね。
とっても軽くて装着性もバツグンです。
防滴仕様なのでスポーツだけでなく、汗をかくような季節にも安心して使えるので、オールシーズン使える音のイイワイヤレスイヤホンを探しているって方には、おすすめな1台だと思います。
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色です。
主な搭載機能
- 左右独立型スポーツモデルとして世界初デジタルノイズキャンセリング機能搭載
- 「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」搭載
- JIS防水保護等級IPX4相当の防滴対応
- アプリ「Headphones Connect」に対応
- SiriやGoogleアプリといったスマートフォンの音声アシスタント機能の起動に対応
主な仕様
- 型式:密閉ダイナミック
- 重量:本体(左右各)約7.6g
- ケース重量:45g
- 対応コーデック:SBC, AAC
- 対応Bluetoothプロファイル:A2DP / AVRCP / HFP / HSP
- 充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電)
- 電池持続時間(音声再生時):最大3時間
バッテリーライフ 最大3時間×2
「WF-SP700N」には充電機能を用意した専用ケースが付属します。
ヘッドホン部分のバッテリーライフは最大で3時間。ケースには2回分の充電機能があります。
途中充電することで合計6時間の使用が可能です。
ちょっと短めな感じもありますが重量との兼ね合いなんでしょうね。
ペアリング
まずは充電。完了しましたらスマホとのペアリングを行います。
L側のイヤホンを充電器から取り出してボタンを長押しすると本体がペアリングモードに入るので、スマホ側のBluetooth設定で「WF-SP700N」を選択すればペアリング完了です。
更にこの機種は、NFCを使ったワンタッチペアリングにも対応しています。
本体を充電ケースから取り出して電源オン状態にした後、充電ケースのNFCマークにスマホをタッチするとワンタッチでペアリングが完了します。
ヘッドホン部分の操作は慣れが必要
小さな本体に小さなボタン、操作するには少し慣れが必要です。
左側本体のボタン操作はノイズキャンセリングや外音取り込みなどの機能切り替えのみ。
右側本体のボタン操作はちょっと複雑です。再生と一時停止はシンプルな1アクションですが、早送りや早戻し等の操作は複数回のアクションを起こすことで操作出来るようになっておりますので覚えておくことが必要です。
ちなみに音量操作はヘッドフォン部分では出来ません。接続機器側で行う必要があります。
この辺はちょっと残念ですね。耳元操作だけで完結出来れば最高でした。
【R側のボタンの操作】
- 短1回押し:再生/一時停止
- 短2回押し:次曲の頭出し
- 短3回押し:再生中曲の頭出し
- 1回押して離した後長押し:早送り
- 2回押して離した後長押し:早送り
【L側のボタンの操作】
ボタンを押すたびにモードが切り替わります。
- ノイズキャンセリング「オフ」
- ノイズキャンセリング「オン」
- 外音取り込みモード
装着感
この辺は個人差が有るかと思いますが、私の場合装着感はとても良好に感じました。
耳のくぼみに入れるアークサポーターがしっかりイヤホン本体を支えてくれるので、長時間走っていても外れそうになったり位置を直したくなったりすることはありませんでした。
重量も7.6 gと十分軽く、体感的にも重さを感じることはありませんでした。
運動を前提としたイヤホンなので装着した時の安定感・快適性は重要ですよね。
音質
長い歴史で培ってきた技術を生かして安定感のある高音質です。EXTRA BASSという独自技術で迫力の低音を鳴らすことができるのも特徴です。低音がよりはっきり出ている感じかなという印象です。
専用アプリをダウンロードすれば、イコライザーで簡単に自分好みの音質に切り替えることもできます。
外音取り込みモード(アンビエントサウンドモード)
すっかり一般的になった外音取り込みモード。WF-SP700N にも搭載されています。
特にランニングなどで使用する方には必須な機能ですよね。
周囲の音が再生音と自然にミックスされて聞こえる感じです。
不快な感じもなく、長時間のランニングでも違和感なく使い続けることができました。
ノイズキャンセリング
防滴スポーツモデルながらノイズキャンセリング機能も搭載しております。
ノイキャンをオンにすると周囲の騒音のレベルが明らかに下がります。周囲の音が「スーッ」と小さくなるのがわかります。より音楽に集中できる感じです。ジムでトレッドミルなどをやる時などには良いですね。
スマホアプリ「Headphones Connect」
ソニーのスマホアプリをダウンロードすれば、細かい設定変更を簡単にできるようになります。
- クイックサウンド設定(イヤホンのボタンから設定呼び出し機能)
- 外音コントロール(ノイズキャンセリング、アンビエントサウンド)
- イコライザー(8種類から選択)
- 音質モード(音質の優先/接続の優先)
- 音楽の操作(再生、停止、早送り)
その日の気分や周りの環境に合わせて簡単に設定変更して音楽を楽しめます。
まとめ
いくつか小さな不満点はあるものの、快適な装着感や防水性能、外音取り込み機能などランニングに欠かせない機能を備えつつ、スポーツ中のリスニングに適した感じの音質も好印象で、個人的には高得点なモデルだと感じました。
ランニングに特化した完全独立型のワイヤレスイヤホンを探している人には、現時点ではかなり有力な選択肢だと思います。
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