ASUS Chromebook Flip!超軽量な数秒で起動するセカンドノートレビュー!

 2019年1月8日(米国時間)、米ASUSがIntelの第8世代Coreプロセッサを搭載したChromebookのプレミアムモデル「Chromebook Flip C434TA」を発表。先日リリースしたChromebookシリーズは教育機関向けだったが、本機はビジネス向けのモデルとなる。価格は569ドル~で、日本での発売は未定だ。

 

そもそもChromebookってなんなの?

ChromebookとはGoogleがLinuxカーネルを採用して開発した「Chrome OS」を搭載しているノートPC。OS部分が無料で提供され「Webブラウザさえ動けばいい」という割り切り、Intelに限らずスマホなどのARMプロセッサでも快適に利用できるといった事情から、初めは「とにかく安い」ことが強みでした。

2009年にChrome OSが発表されて以来、Chromebook市場は安さなどのメリットを突破口として急成長。前年にはわずか0.2%だった法人市場でのシェアを2014年には約9.6%にまで急伸させ、ノートPCの中でも約21%を占めるまでに。2017年時点では米国内でのK-12(幼稚園から高校まで)教育市場でのシェアはChrome OSが60%近くというレポートも出ています。

なぜ日本でほとんど見かけないの?

原則的に「ユーザーデータはクラウドに置く」仕組みによるところが大きいのではないでしょうか。ファイルなどはGoogle Driveに保存し、ローカルストレージはキャッシュ的な扱いにすぎない。そのため容量を少なく抑えられて低価格に貢献しているわけですが、「使いにくそう」という印象を与えるのに十分でしょう。

それに米国で普及の原動力となった法人および教育市場において、日本がChromebookを採用した例はほとんど聞きません。Chromeブラウザと同様の半自動アップデート機能や、各アプリが「サンドボックス」と呼ばれる制限された環境で動作してウィルスなどの悪影響がシステム全体に及ばないといった「管理しやすさ」が伝わっていない(ないし営業努力の不足)感はあります。

アプリは十分いっぱいある

マイナーなOSという先入観があり、アプリも乏しいのでは……みたいな心配も、すぐに吹っ飛びました。Chrome ウェブストアに行けば、WindowsやMacで使っていたアプリの代替品があるわあるわ。

そもそもChrome上のWebアプリで作業が完結することは多くなっていて、「いつもメインPCでやっていること」はブツが届いたその日にできましたよ

 

立ち上げには7秒もかからない

シンプルにまとめると「めちゃくちゃ速い」、ただこれだけ。

Chromebookの最大の特徴は「7秒で直ぐに使える状態」ということがアピールされていますが、体感は7秒よりも短いです。

一番時間を使っているのは、ログイン時のパスワードを打つ画面ですね。

 

シャットダウンも高速

一方でシャットダウンの方も、めちゃくちゃ早い

どの画面からでも、本体左下の物理ボタンを長押ししてから、シャットダウンボタンを押すことで直ぐに完了。

時間としては10秒かかりません(というか慣れれば3秒もかからない)。

 

性能・スペックは???

 

Intelの第8世代Coreプロセッサ(開発コード名はAmber Lake Y)を採用し、2コア4スレッド動作のCore i7-8500Y(1.5GHz~4.2GHz)とCore i5-8200Y(1.3GHz~3.9GHz)、Core m3-8100Y(1.1GHz~3.4GHz)が用意される。

Chromebookタブレットモードの状態。採用されるCPUは「Google Pixel Slate」と共通だ

 GPUはIntel UHD Graphics 615で、タッチ操作に対応した14型の液晶ディスプレイを備える(視野角は左右176度)。画面解像度は、従来モデルの「Chromebook Flip C302CA」と同じ1920×1080ピクセルだが、12.5型から14型に大型化された。一方で峡額縁の「NanoEdge design」を採用してボディーの大型化を抑えている。

Chromebook大型のタッチパッドを装備する
Chromebookバックライト機能も備える

 メモリは最大8GB(4GBも選択可)、ストレージは最大128GBのeMMC(64GBと32GBもあり)となる。インタフェースは2基のUSB Type-C(3.1)、Type-A(3.1)×1、microSDカードスロット、ヘッドフォン端子だ。

ChromebookボディーカラーはSpangle Silverの1色のみだ
Chromebook峡額縁の14型液晶ディスプレイを採用。Google Play Storeも利用可能だ

 キーボードはバックライト機能を装備し、バッテリー駆動時間は最大10時間(容量は3セルの48Wh)となっている。ボディーサイズは321(幅)×202(奥行き)×15.7(厚さ)mm、重量や約1.45kgだ。