防水の電子書籍リーダー!新型「Kindle Oasis」レビュー

 

Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」シリーズで、最上位となる「Kindle Oasis」の新モデル

7月24日に新型「Kindle Oasis」(第10世代)が発売されました。AmazonのE-Ink電子書籍リーダーKindleシリーズの最上位モデルで32GB、広告なし、Wi-Fi+無料4Gモデルという一番高価な構成で4万980円(税込)という値付け。編集部に届いた実機のインプレッションをお届けします。

Engadget

ディスプレイは7インチで、解像度は300ppi。25個のLEDライトを搭載しています。最大の特徴は明るいホワイトから暖かみのあるアンバーまで調整できる新機能「色調調節ライト」。24段階で設定でき、時間指定で自動で暖かみを変化するようにセットできます。色調とは別に明るさも24段階で設定できます

 

 

最上位機種Kindle Oasisだけの機能とは

「Kindle Paperwhiteも防水仕様なら、Kindle Oasisだけのメリットは?」と思うかもしれません。Kindle Oasisだけの機能のひとつは画面の大きさ。他機種が6インチサイズ画面なのに対して、Kindle Oasisは7インチサイズ。解像度はKindleが600×800ピクセル(167ppi)なのに対し、Kindle Paperwhiteは1,072×1,448ピクセル(300ppi)、新型Kindle Oasisは1,264×1,680ピクセル(300ppi)と、一番高精細。このため、マンガを読むのにも向いているといいます。


また、上述のように本体背面が持ちやすい段差型で、物理ボタンを搭載しているのもKindle Oasisだけ。さらにKindle Oasisだけは、ライトの明るさ調整に加えて、色調整機能も搭載しています。「青白い光だと目が疲れる」といった場合、オレンジかかった色温度に変更することも可能です。今回の試作機には未搭載でしたが、製品版では「昼までは目が覚めやすい青白い光」「夕方からは心が落ち着きやすい暖色系の光」へと自動的に調整する機能も搭載するそうです。

Kindleシリーズは電子ペーパー書籍なので、画面の表側にフロントライトが搭載されていますが、搭載するLEDの数もモデルによって異なります。ベーシックタイプのkindleは4個、Kindle Paperwhiteは5個、Kindle Oasisは25個ものLEDを内蔵しています。このためか、暗い室内でライトを点灯しても明かりムラをまったく感じず、均一な明るさです。

 

スマホじゃダメなの? Kindleリーダーを選ぶメリット

ところで、スマートフォンやタブレットにKindleアプリをインストールすれば、書籍の購入や閲覧が可能です。電子書籍リーダーを使っていない人からは、「タブレットじゃダメなの?」「スマホで十分では?」、そもそも「本はやっぱり紙で読みたい」という意見も多いでしょう。普段はスマートフォンで電子書籍を読んでいる筆者も、専用リーダーの必要性をあまり感じていませんでした。しかし今、回最新型のKindle Oasisを使用したところ、「専用機」ならではの使いやすさを実感しました。

最初に感じたメリットは、なんといっても目に優しいこと。Kindle OasisはCarta電子ペーパーと呼ばれる画面表示技術を採用しています。電子ペーパーは黒いインクを電子の力で表示したり消したりする方式のこと。このため、液晶や有機ELのスマートフォン画面と比べて、紙の印刷物に近い表現になります。また、スマートフォンやタブレットの液晶は構造上、常に画面後ろからバックライトを点灯しており、明るい場所では視認性が悪くなることがあります。

 

一方、インクを使った電子ペーパーは紙の印刷物と同じように明るい場所のほうが視認性がよいのが特徴。さらにKindle Oasisはライトを搭載しており、暗い場所でも読書ができるのですが、このライトにはフロントライトを採用しています。光が直接目に向かって照らされないので、長時間読書をしてもスマートフォンやタブレットほど疲れません。

もうひとつのメリットは、文字の大きさを簡単に変えられること。こちらはスマートフォンやタブレットのアプリでも可能ですが、Kindle Oasisでは文字の大きさやフォントを簡単に変更できます。アラフォーになり、夕方になると老眼が気になるようになった筆者にとって、これはかなりありがたい機能です。また、文字をハイライトすると自動的に辞書が起動して、単語の意味などを表示する便利な機能なども電子書籍ならではです。

電子ペーパーならではの特徴として、バッテリーの持ちがよいのも魅力です。スペック上は「明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で数週間利用可能」とのことですが、今回1泊2日(明るさ自動)で10時間ほど利用したところ、バッテリー残量は30%ほどでした。スマートフォンやタブレットでは、ここまでの長時間利用は難しいでしょう。

Kindle Oasisは7インチディスプレイと小型のタブレットサイズですが、電子書籍リーダー専用機ということで、本体の重さは188gと軽量。長時間読書するのに、この軽さは魅力的です。

もちろんデメリットもあります。電子ペーパーということで、モノクロでしか表示できないこと。Kindleでは雑誌なども購入できますが、基本的にフルカラーで写真を魅せるタイプの雑誌は、Kindleリーダーでの閲覧に向いていません

 

Kindle Oasisは白黒画面

 

全てのKindle端末に共通する特徴ですが、画面が白黒です。

カラーのマンガや雑誌、書籍を読むには向いていません。これが理由で、私はKindle PaperwhiteからFireHDタブレットに買い換えました。

Kindle Oasisは¥29,980と高い買い物です。そんな高い端末なのに、画面が白黒なのはやっぱり寂しいですね。

 

Kindle Oasisの欠点② 高い

旧モデルと比較して6000円安くなったKindle OasisのNewモデルですが、それでも¥29,980と高額。

単に電子書籍端末が欲しければ¥13,280の「Kindle Paperwhite」がおすすめです。

ここで「Kindle Paperwhite」と「Kindle Oasis」を比較しておきます。

Paperwhite
Oasis
値段
¥13,280
¥29,980
解像度
300ppi
300ppi
バッテリー
約6週間
約6週間
ストレージ
8/32GB
8/32GB
ページめくりボタン
なし
あり
防水性能
あり
あり

約2倍以上もお値段が違うのに、性能は大差ありません。

Kindle Oasisはコスパが悪い商品です。(というかKindle Paperwhiteがコスパ良すぎ…)

防水性能は確かに魅力的ですが、防水対応のタブレットを購入してKindleアプリを利用した方がはるかにコスパが良いです。

ページめくりボタンは確かに便利ですが、タブレットのページ切替速度には劣ります。

Newモデルですが、冷静に評価しましょう。

 

Kindle Oasisのまとめ

最上位モデルだけあって、購入者はみんな大満足。

お値段は高いですが、性能は抜群ですね。電車でKindle Oasisを持っている人を見ると羨ましくなります笑

「Newモデル」という情報だけに飛びつかずに、よく吟味して、自分自身に合った電子書籍端末を見つけてくださいね!