「腕時計」になったApple Watch series 5の使用感レビュー!

Apple Watch Series 5を1週間ほど使用している。

デザインはSeries 4をそのまま踏襲しているので、「いま、Series4を使って満足しているし、デザインも変わらないから、Series5は借りたものをお試しでしばらく使ってみて、購入はスルーしようかな」と構えていたのだが、試用してみて、結局、23日にはアップル丸の内で購入してしまった。

最大のお気に入りはAlways On Displayだ。画面が常時点灯することで、Apple Watchはようやく「腕時計」になった気がした。

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▲バッテリー消耗を減らすため、Apple Watchを見ていない時には秒針が表示されなくなる

Apple Watchは初代から愛用しているが、この4年間、1日に何度となく、時刻やスケジュールを確認するために、手首をクイッとひねってきた。そうでもしないと、Apple Watchの画面が表示してくれないからだ。

仮に1日に20回、手首を「クイッ」とひねってきたとして、1年間で7300回、4年で3万回近くも「クイッ」とやってきた計算になる。アップルがこのままAlways On DisplayのApple Watchを作ってくれなかったら、84歳で死ぬと仮定して、あと40年、120万回近くも毎日「クイッ、クイッ」とやり続けることになる。

おそらくあと20年くらいで、手首が変な病気になる可能性も出来てくるだろう。このタイミングでAlways On Displayが実現し、これで「クイッ」をしなくていい人生が送れるかと思う、とても安堵している。

仕事柄、取材で1時間、企業の製品開発担当者や幹部と面と向かってインタビューすることが多い。時計が置いてある部屋であればいいのだが、インタビューも終盤となり、「そろそろ終わりの時間かな」と思って、手首をクイッとやるのも、なんだか失礼な感じがしてきた。

取材のみならず、会食などでも「クイッ」と手首をひねり、時間を確認しようものなら、「そろそろ終わりにしませんか」の合図にもとられかねない。

人と面と向かって「クイッ」としづらかったのだが、Always On Displayになって、「チラッ」と画面を見れば時刻が確認できるようになって、本当に便利になったように思う(時計としては当たり前だが)。

常時表示でプライバシーはどうなる?

ただ、Always On Displayになって懸念していたのが、Apple Watchの画面に表示されている個人情報が他の人に丸見えになってしまうのではないか、という点だ。

Apple Watchにはスケジュールやメッセージの通知、運動量など、結構な個人情報が表示されている。これまでは、「クイッ」としなければ、画面は点灯しないので、他人に情報が見られるということはなかった。

常時、画面が点灯することで個人情報が他人に丸見えなのかと思いきや、設定の「画面表示と明るさ」から表示の「常にオン」を選ぶと「機密コンプリケーションを非表示」という項目が選べるようになっている。これにより、手首を下にしている時などはカレンダーやメッセージ、心拍数を非表示にしてくれるのだ。画面を見ていない時は、時刻しか表示しないなど、結構、プライバシーに配慮が行き届いている。

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▲プライバシーを守るため、機密コンプリケーションを非表示という設定が選べる

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▲Apple Watchで個人情報が表示されている際、画面を見ていないと自動的に時刻のみの表示なる。

さすが、ここ最近のアップルはユーザーのプライバシー保護に熱心なのだが、製品の使い勝手にも、そのポリシーがきっちりと反映されているのだった。

「常時点灯でバッテリーは大丈夫なのか」と個人的にも不安はあった。アップルの説明では、画面を見ていない時は秒針を表示させず、1秒に1回しか画面を書き換えなかったり、省電力設計にすることで、従来の機種と同等の18時間というバッテリー寿命を実現したという。

確かに、この1週間、いままでと変わらずApple Watchを使っているが、夜まで電池が持たなかったということはなかった。電池寿命においては、従来どおり、気にする必要はないだろう。

去年のSeries 4でも満足度は高かったが、Series 5では常時点灯になり、さらに完成度が増したといえそうだ。